ロードバランサーとは負荷を振り分けてバランスを取る機器です

ロードバランサーとは複数のサーバで構成されるシステムにおいて、主に負荷を分散するために導入される機器です。例えば大量のアクセスが想定されるwebシステムにおいて、必要な処理性能を確保するために3台のwebサーバを用意した場合、3人のユーザが同時にアクセスしてきたらロードバランサーが1人ずつ別のサーバへ誘導する役割を担います。基本的な使い方は上記のようなシステムを守るための機器ですが、以降の段落でより詳細に機能を紹介していきます。
ロードバランサーは負荷分散以外にも冗長化による可用性向上の目的で導入されます。1台のサーバが故障した場合でもロードバランサーはサーバの死活監視ができるため、故障したサーバを切り離してユーザが継続してシステムを利用できるようにします。また、故障時に限らずサーバのメンテナンス作業時においても活躍します。サーバ停止が必要な作業時には1台ずつシステムから切り離してメンテナンス後に組み入れるといった計画を立てることが可能になります。
次にロードバランサーがユーザからのアクセスを振り分ける仕組みについて記載します。最もわかりやすいのはアクセスがあった順に均等に振り分けるラウンドロビン方式です。他にはアクセス元のIPアドレスによって振り分け先を決められる方式もあります。同じユーザからのアクセスは同じサーバに誘導することによってキャッシュを利用して効率的に処理できたり、社内システムで組織別にwebサーバを分けている場合にはサーバ障害時にどの組織のIPアドレスからのアクセスがあるか特定できるといったメリットがあります。
ロードバランサーは最近ではセキュリティ対策としても導入されることが多くなってきています。通信経路を流れるデータやヘッダ情報が解析できるため、セッションハイジャックやSQLインジェクションに対する脆弱性をカバーすることも可能になってきています。そのためそのような機能を備えた製品はロードバランサーと呼ばれなくなりつつあります。ただし、製品によって機能は異なるため、企業の社内システムで採用する場合は十分確認する必要があります。

長所:社交的
座右の銘:明日やろうは馬鹿野郎
